Cisco関連†
Tips†
Catalystスイッチを工場出荷時に戻す†
- Cisco IOSソフトウェアが稼働するCatalystスイッチ
- スイッチ設定のリセット
write erase
- vlan情報のリセット
delete flash:vlan.dat
- 参考
- Catalyst スイッチを工場出荷時のデフォルトにリセット
Catalystスイッチのファームウェアをアップデート†
- PCで新ファームウェアをダウンロード
- Ciscoのユーザ登録が必要
- Cisco→テクニカルサポート→ソフトウェアダウンロードから型番を検索し、IOS SoftwareのLAN BASE WITH WEB BASED DEV MGRをダウンロードする。Webデバイスマネージャを利用しない場合はLAN BASEでも良い。
- スイッチにtftp立てるPCとIPアドレスを振っておく
- デフォルトだったらen→conf tしてint vlan 1→ip address 192.168.0.1 255.255.255.0→no shutdown→exit→exit
- Catalystにコンソール接続
- 特権モード
- 現行ファームウェアをバックアップ(特に必要なければスキップして良い)
- #dir flash:
Directory of flash:/
2 -rwx 616 Mar 1 1993 00:01:06 +00:00 vlan.dat
3 drwx 192 Mar 1 1993 00:14:55 +00:00 c2960-lanbase-mz.122-25.SE
E2
618 -rwx 1279 Mar 1 1993 00:23:49 +00:00 config.text
619 -rwx 5 Mar 1 1993 00:23:49 +00:00 private-config.text
32514048 bytes total (24801792 bytes free)
- flash:/上にc2960-lanbase...ディレクトリがある
- #dir flash:c2960-lanbase-mz.122-25.SEE2
Directory of flash:/c2960-lanbase-mz.122-25.SEE2/
4 drwx 4480 Mar 1 1993 00:13:31 +00:00 html
616 -rwx 4670535 Mar 1 1993 00:14:55 +00:00 c2960-lanbase-mz.122-25.SE
E2.bin
617 -rwx 457 Mar 1 1993 00:14:55 +00:00 info
32514048 bytes total (24801792 bytes free)
- そのディレクトリ内に現行ファームウェアがある(c2960-lanbase...bin)
- #copy flash: tftp:
Source filename []? c2960-lanbase-mz.122-25.SEE2/c2960-lanbase-mz.122-25.SEE2.bin
Address or name of remote host []? 192.168.0.2
Destination filename [c2960-lanbase-mz.122-25.SEE2.bin]?
!!!!(略)!!!!
4670535 bytes copied in 13.111 secs (356230 bytes/sec)
- Source filenameはdirで調べた現行ファームウェアのファイル名(ディレクトリ含む)を入力
- Address or name of remote hostはtftpサーバのアドレス
- Destination filenameはそのままデフォルト(もしくは任意のファイル名)
- 新ファームウェアをCatalystにダウンロード
- 再起動
- 参考
- Release Notes for the Catalyst 3750, 3560, 2960-S, and 2960 Switches, Cisco IOS Release 15.0(1)SE. - Cisco Download Software
- Catalyst 2960のIOSバージョンアップ方法の手順 - ネットワークの私的メモ
状況を知る†
- 直近のイベントログ
- ポートのリンクアップ状況
- 現在投入されている設定
- 現在投入されている設定をTFTPサーバへ飛ばす
- #copy running-config tftp:
- 全ての設定やログ
- #show tech-support
- configも出力されるが、パスワードは伏せてある。
- サポートとか解析に出すときはこれが良い。
設定する†
- 特権モードに入る
- >enable
- 接続直後は>プロンプトでshow status等の状況取得が行えるのみ。show running-config等の設定に関わる操作は特権モード(#プロンプト)に入ってから行う。
- 本ページ中では特権モードで行うコマンドは#で表記している。
- 設定モードに入る
- #configure terminal
- 本ページ中では(config)#プロンプトで表記している。
- 設定モードを終わる
- 各設定モードから設定モードへ戻らず、特権モードまで一気に戻る。
本体設定†
- ホスト名を設定する
- (config)#hostname L2-test
- 特権モードのパスワード設定
- (config)#enable password hogehoge
- 平文で保存され、show running-configで見えてしまうのでおすすめできない。
- service password-enctyptionを必ず行うか、enable passwordを使用せずにenable secretで設定を行うこと。
- (config)#enable secret hogehoge
- (config)#service password-encryption
- 平文パスワードを全てハッシュ化してshow running-config等で見えなくする
- コンソール用ログインパスワード設定
- (config)#line console 0
(config-line)#login
(config-line)#password hogehoge
- Telnet用ログインパスワード設定
- (config)#line vty 0 4
(config-line)#login
(config-line)#password hogehoge
- SSH用ログインパスワード設定
- (config)#line vty 5 15
(config-line)#login
(config-line)#password hogehoge
- コンソールやTelnet等のタイムアウト
- #configure terminal
(config)#line console 0
(config-line)#exec-timeout 10 0
- この例ではコンソールのタイムアウトを10分0秒とした。
- Telnetは line vty 0 4(ログインパスワード設定の件を参照)
- タイムゾーン設定
- (config)#clock timezone JST 9 0
- 日時設定
- #clock set 11:29:00 06 Dec 2012
- 日時確認
- NTPサーバを見るように設定
- #ntp server ntp.example.com
- 確認は show ntp associations
ポート設定†
- STP portfast設定
- (config)#spanning-tree portfast bpduguard default
- 通常はリンクアップ時にブロッキング→リスニング→ラーニング→リンクアップを経て、30秒ぐらいかかってリンクアップする。
- 通常のリンクアップを省略する。待てない人向け?
- ループ検知に多少難があるとか無いとか。
- bpduguardを付けるとループ検知用パケットが飛び、そのパケットが戻ってきたinterfaceは自動的にshutdownされるようになる。
- アップリンクポートなど、勝手にshutdownされたくないinterfaceには、spanning-tree bpduguard disable しておくと、自動的にshutdownされなくなる。
Vlan設定(ポートベースVlan)†
- ポートにVlanを割り当てる(untag)
- interface GigabitEthernet0/1
description Server-A
switchport access vlan 2
switchport mode access
- 通常のパケット(mode access)でVlan 2を割り当てる。
- ポートにVlanを割り当てる(tagged)
- interface GigabitEthernet0/2
description L2-002:24
switchport trunk allowed vlan 2-4
switchport mode trunk
- タグ付きパケット(mode trunk)でVlan 2〜4を割り当てる。
- 複数のポートをまとめて設定する
- interface range GigabitEthernet 0/1 - 16
- VlanにIPアドレスを持たせる
- #interface vlan 1
- #ip address 192.168.0.1 255.255.255.0
- ipアドレス 192.168.0.1 サブネットマスク 255.255.255.0
- 必要に応じてデフォルトゲートウエイ ip default-gateway 192.168.0.254
- 必要に応じてDNS ip name-server 192.168.0.1 192.168.0.2
- #exit
- #exit
- #write memory
- その他
- show running-configするとVlanがshutdown(無効)になっている場合がある。その場合はinterface vlanでno shutdownしてVlanを有効化する。
- ネームサーバ(DNS)を指定する
- (conf)#ip name-server 192.168.1.2
- 複数のDNSを指定する場合はその数だけコマンドを入力する。
複数ポートを束ねて負荷分散・冗長化する(いわゆるLAGやbonding)†
- 負荷分散の方法を定義する
- port-channel load-balance src-dst-ip
- src-dst-ip: 送信元/先両方のIPアドレスの組み合わせで振り分ける
- チャネルを作成する
- interface Port-channel 1
description channel-A
switchport trunk allowed vlan 2-4
switchport mode trunk
- チャネル1を定義し、Vlan 2〜4をタグ付きで流す
- untagで組むこともできる。(switchport access vlan 2, switchport mode access)
- ポートにチャネルを割り当てる
- interface GigabitEthernet0/3
channel-group 1 mode active
- チャネルを組むIF全てに同じくchannel-groupする。
- modeはactive,passive,onなどがある
- 通常はactiveだが、VMware vSphereはonじゃないと動かなかった。
- そもそも
- 1Gbpsを2本束ねたからといって2Gbpsにはならない。通常は送信元IPによって経路を振り分けるだけなので、1ポート分の速度しか出ないし、IPアドレスの振り方によっては実質1Gbpsより遅くなる。
- 速度を上げるなら無理せず10Gbpsポートを持つ機種に変えるべき。
logをsyslogサーバへ転送する†
SNMPサーバ†
snmp-server community public RO
snmp-server location Studio JamPack DCJn
snmp-server contact SUNAGAWA Hiroyuki
Catalystの違うVLAN ID同士を結線するとワーニングを吐きまくる†
複数台のCatalyst同士を接続(stack)する†
- 基本的な動作
- 接続するとC2960Gだと1台目が0/1,0/2...2台目が1/1,1/2...、C2960S以降だと1/0/1,1/0/2...2/0/1,2/0/2...のようなポート付番になる。
- stack間はポートの速度以上で通信しているので、C2960S等はスイッチをまたいでも 10Gbpsで通信できる。
- 基本的には電源を先に入れた方がmaster、後続がmemberになる。
- スイッチ交換時に新品にmasterを取られてコンフィグが消えないようにpriorityを設定しておくこと。
- priorityの設定
- enable
- show switch detail
- stackで認識しているスイッチとpriorityや隣接スイッチが表示される
- priorityは、デフォルトで10、数字が大きいほど優先的にmasterを取れる。
- show switch stack-ring speed
- stack間のリンク速度などが表示される。基本的にポート最高速度の2倍?
- cont t
- switch 1 priority 15
- スイッチ1にpriority 15を設定。
- 数字が大きいほど優先的にmasterを取る。デフォルトは10。
- exit
- write memory