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ALAXALAまとめ

  • AX2400S/AX2500Sシリーズをたまたま使うことになったので。

機器構成

  • Alaxala AX2430S
    • 1Gbps
    • -24T: 1G 24ポート(gigabitethernet 0/1-4はSFP排他)
    • -48T: 1G 48ポート(gigabitethernet 0/1-4はSFP排他)
    • 末尾に2Xが付くと10G(XFP)2ポート(tengigabitethernetが末尾ポートに付く)
      • 24T2Xだとtengigabitethernet 0/25-26、48T2Xだとtengigabitethernet 0/49-50
    • 末尾にDが付くとDCモデル
    • 2015年頃に販売終了

Alaxalaの特徴

  • Cisco Catalystを使っていればなんとなく見当が付く。
    • でも結構違うところがあってたまに引っかかる。
      • running-configにパスワード情報が入っていなかったり、一発初期化のコマンドがなかったり。
      • NECとHITACHIの合弁会社だったので、コマンドや内部構造のスマートさはイマイチかも。
  • ファームウェアはサポートを契約(製品を購入してユーザ登録)していないともらえない。
    • (´ε`;)うーん。。。
    • そのためか分からないけど、ヤフオクでは結構安い。
      • L3の48ポートが2000円台って。。。
  • ステータスランプは点灯。
    • 動作時に点滅していないので、固まってるように見えてしまい、どうにも落ち着かない。
  • 黒い。
    • かっこいいと思う。
    • ala x ala(翼×翼)
  • 今後は?
    • AlliedTelesisと業務提携しているらしい。
    • HITACHIが手を引いて日本産業パートナーズが入ってきた。
    • 東証のシステムの初代・二代目ダウン当事者。三代目はFUJITSU。あの流量を捌く実績を持っていることは確か。

ハードウェア系

コンソール

  • 通信設定
    • 9600bps, 8bit, no parity, stop 1bit, no flow
  • コンソーツ通信速度を19200bpsにする
    (config)# line console 0
    (config-line)# speed 19200
    • 9600bpsで十分だと思う。速さを求めるならTelnetの方が良いのでは。

デフォルトリスタート

  • パスワード無効化
    • 本体リセットスイッチ5秒
  • 起動後にパスワードが初期に戻る。
    • ユーザ名 operator パスワード (なし)

電源・ログイン

  • 停止
    # reload stop
  • ログアウト
    logout
  • 自動ログアウト
    set exec-timeout
  • ユーザ作成
    # adduser username
    • rootやadminは機器内部ユーザーとして予約されているため、利用不可。
  • ユーザ削除
    # rmuser username
  • ユーザーパスワード変更
    $ password
    • 管理者モードの場合は後ろにユーザ名を指定して他のユーザのパスワードも変更できる。
  • 管理者(昇格)パスワード変更
    # password enable-mode
  • パスワードの削除
    # clear password
    # clear password enable-mode
    • コンフィグの削除をしてもユーザ情報は消えない。
  • 再起動
    reload
    • 再起動前にダンプを取るか聞かれる

運用系コマンド

モード変更

  • 装置管理者モードに昇格 (#プロンプト)
    > enable
  • 一般ユーザモードに戻る (>プロンプト)
    # disable
  • 現在のコマンド入力モード終了
    quit / exit
  • コンフィグレーションコマンドモード
    # configure / configure terminal
  • プロンプトが(config)# になる
  • ページング
    set terminal pager
    • 後ろにenableまたはdisableを付けられる。

コンフィグレーション

  • CiscoやJuniperのように一発初期化コマンドがないので注意。
    • パスワード系も別。
    • ここのコマンドだけでもまだ何か残っていそうな気がする。
  • コンフィグレーションの保存
    # save / write
    • Ciscoの間隔で"write memory"とタイプすると、memoryというファイルに保存しやがるので注意。
  • ランニングコンフィグレーション
    # show running-config / show
  • スタートアップコンフィグレーション
    # show startup-config
  • ランニングコンフィグレーションの削除(初期化)
    # erase configuration
  • 運用ログの消去
    > clear logging
  • ダンプの消去
    > erase dumpfile all